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元気が出る絵本、その49、「ちいさいパピーちゃんのゆきだるま」、読み聞かせコツ [パピーちゃん絵本]

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監修:村田耕一 / 作絵:五十野惇Family / 発行:株式会社メイト / 創刊1987年 / 定価:各778円、全12冊揃価9,312円

★☆★  絵本の画像と音の広がりを楽しめます。
♪ 絵本「ちいさいパピーちゃんのゆきだるま」は、読み聞かせでご覧になれます。
内容 8分50秒 、CM 55秒
https://www.youtube.com/watch?v=BuO1VjNIumE

♪ 絵本「ちいさいパピーちゃんのゆきだるま」は、アニメでご覧になれます。3分5秒
https://www.youtube.com/watch?v=iamS1JIq2Pg

★☆★  チョット一言、絵本の読み聞かせコツ~音質を変える
☆ 
誰でも録音された自分の声を聞いたことがあると思います。それが初めての時でしたら「え、この声が自分の声なの」とびっくり。きっとイイ声にしてみたいと思うにに違いありません。でも、なんだか声は生まれつきで、自分の声質はよくないから、よい声質の人にはかなわない、声は変わらないと思い込んでいる人が多いのではないでしょうか。
☆ 
私は、これまで、学生時代とNHK「おかあさんといっしょ」演出、絵本の出版、大学の授業など、絵本の読み聞かせ・歌遊びをしております。出身が茨城県なのでお国なまり。NHKの頃は顔から火の出る思いの演出でしたが・・・この仕事場という戦場で学んだことは、お話の内容や意図もさることながら、どう?自分の声で、それからどう?自分の態度で話をするかが大切ということ。つまり、相手が聞いてくれるか、聞いてくれないかは、自分の声や態度にかかっていると教えられました。

 最近ではボランティアの方など多くの方々が絵本の読みかせにチャレンジ、熱心ですね。とてもいい傾向と思いますが、ちょっと首をかしげる読み聞かせにも出会います。そのタイプですけど、心に届かない「小さくて、か細い声」明るいお話でも「暗い声」、「甲高(かんだか)い声」「堅い声」…「発音が不明瞭」な声には驚かされます。

それでは、どんなことをすれば、いいのでしょうか。まずは、当たり前のことですが、猫背はイケマセンね。よい姿勢こそ、いい声をだす基本ですから。お腹からも声をだしてみましょう。

それと、音感遊び。ちょっと音程を高めにしたり低めにしたり発音の仕方によって味わいも違う遊び。例えば女性ならちょっと黄色い声に、男性なら自分の子どもの頃の声を意識してチョット高めに発音してみてはいかがでしょうか。まぁ声質を変える。さまざまにチャレンジすることで、自分の気に入った声を見つけ、自信が沸くことと思います。

 それから声に出していい感じの文章、気持ちのいい文章、聞いていても感じの良い声に
なる絵本を選ぶことも重要です。とかく、私たちは絵本を選ぶ際、内容やテーマにとらわれがちです。内容やテーマをさらりと脱ぎ捨て、身軽な声の世界で楽しく読み聞かせでき、結果として、子どもたちが声にだしてみたいと感じる文章、そんな絵本を選ぶ心がけが大切です。

パピーちゃん絵本は各作とも、ほぼ300~600文字で構成され、読み聞かせの時間が短い。声を出すことを前提に作成された絵本ですから、まるでお米の一粒一粒を味わうように読んであげると、まるでお米の一粒一粒を味わうように感じられますから、幼児の母語の発育を楽しく後押しします。

★☆★  投稿者 / 五十野惇
元NHKおかあさんといっしょディレクター/元聖徳大学・東京家政学院大学教授
Email   pappy@mvh.biglobe.ne.jp
ホームページ  http://www5a.biglobe.ne.jp/~pappy/
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